人の数だけ毎日があり、それぞれの”出逢い”があります。
世界のメガネプリンスはお客様からのご紹介を積み重ね、一つひとつの素敵な”出逢い”で歩み続けているメガネ店です。
そんな素敵な出逢いの一つ、あるお客さまのストーリ-をご紹介したいと思います。
「グラフィックデザイナー」であり『グラフィカル書家』の第一人者でいらっしゃるアーティストの堀内さま。
広島ご出身の堀内さまは平和に対する想い、そして平和の大切さを伝え続けていく使命感を強くお持ちです。「世を変える」「平和にする」 というアーティストとしての役目を果たすために作られた作品があります。
「ORU, HIRAKU, MAENI」
ジャバラで表現されたアートには
ORU … 何が起こるか分からない、山あり谷ありな人生だけど
HIRAKU … ココロをひらいて
MAENI … 前をむいて 未来を生きていこう
そんな想いが詰まっており、白と黒で表現される書家の世界でひと際目を引く、鮮やかな色合いで描かれたこの作品は『グラフィカル書家』である堀内さまにしか表現できないものではないでしょうか。
見せるだけの表現で終わらず、この作品はオリジナルの折り紙にもなっています。祈り・平和の象徴であるツルを折り、たくさんの人にその想いを繋いで欲しいと当店にも1セットお譲りくださいました。
当初はもったいないと感じ折れなかったものが、お話をお伺いするなかで“折らねばならない”という使命感に変わる…それだけ胸に響くまっすぐな想いを感じました。
“本質はどこか” “そこにどれだけの想いが詰まっているか”
アーティストとしての感性を磨き続ける堀内さまは何を見ても(ロゴでも、料理でも)そういった“眼”で見てしまうと仰っていました。
当店に初めてご来店された際は、「落ちついたフレーム」をお求めだった堀内さま。しかし“その眼”に留まったフレームは全く真逆の遊び心溢れる「Theo(テオ)」ベルギーのフレームです。
何故Theoだったのか。
それはこのTheoが持つ信念=本質を、堀内さまの”眼”が見抜いたからではないでしょうか。
掛ければ本人も、周りもパッと笑顔にさせるデザインはまさに身に付けられるアート。
「メガネを通して幸せを提供したい」というTheoの信念から生まれるものです。
自然物や食べ物、文字…あらゆるものからインスピレーションを受けて、Theoはその最大の魅力である個性あふれるデザインを生み出しています。そしてその形に組み合わせる鮮やかなカラーは、掛ける方それぞれの内面“その人らしさ”を表現するもの。
この「形×色」の組み合わせの妙を追求することで、まるでアートのようなフレーム“Theo”が完成するのです。
「形…インスピレーションを受けたもの」 × 「色…掛ける人の“らしさ”の表現」 = Theo!アート!
堀内さまはTheoをとてもお気に召して、先日も新たな一本をつくりにご来店くださいました。
幸せを願う『想い』と『想い』が結びつく、まさに運命的な出会いに立ち会えた瞬間でした。
堀内 肇さま
多摩美術大学卒業
プラス・グラフィックス代表 アートディレクター
グラフィックデザインを中心にアート活動も続けている
書家・田村空谷氏のもとに弟子入り
紀元前の象形文字をアルファベット化した「 26 のカタチ」シリーズ作品を発表し
現在もグラフィカル書家として活動中
2011年 個展「グラフィカル書_26のカタチ」(東京・青山)
2017年 個展「en.」〜グラフィカル書-CROSSする領域〜(東京・新宿)
毎日書道展 前衛部 秀作賞
2018年 「Ten-ten」アーツ千代田(東京・末広町)
2021年 「FUDE to UDE」横浜赤レンガ倉庫(神奈川・横浜)